頑張った瓦

2023年4月16日

季節柄、屋根の積雪についてのネタを連発させて頂きます。

今年の積雪は、本当に災害級でしたね。瓦にも、すごい荷重がかかったのか、殉職された瓦が多いです。

屋根雪を、屋根に止める瓦を「雪止め瓦」と言います。輪っかがついた「ツル」タイプと、「コブ」と呼ばれている、突起物がついているタイプに分かれていますが、どちらも一長一短。

「ツル」は、ほぼ完璧に雪を止めますが、(軒先からツルまでの間は除く)その分割れる確率も高めなのと、屋敷林が多い立地だと、枝葉も溜めてしまいます。「コブ」は、雪は、なだらかに雪を軒下へ落としますが、軒先や雨樋に負荷がかかり、今回のような大雪だと折れる心配があり、少し不安。(ブログ 大雪でも触れました)

そんな時は、軒先だけでも、雪を下すだけでも安心かもしれません。梯子から、スコップで、切れ目を入れるとすっと落ちてくれます。って言っても、危険なので専門業者に相談して下さいね。

瓦屋さんは、できるだけ、建物に無理の少ない荷重になるように瓦を葺くので、被害は最小限に。加えて瓦は1枚からでも、交換が可能。下地さえしっかりしていれば、多少の雨漏りも下地材が耐えてくれます。弊社の、HPの説明と、このコメントを参照して頂ければ、瓦の良さも分かって頂けるでしょうか

雪止め瓦に荷重が集中するので、下のの瓦が割れる事が多いです。他のブログでも触れましたが、屋根雪は、温かくなると見た目は融けて減ったように見えますが、重量は増えているので要注意です。

写真は「コブ」雪止め瓦を施工してあった案件です。下地の劣化は致し方ないので、定期的な点検とメンテナンスが重要ですね!

点検は無料ですのでお気軽のご相談ください!