LF型(セラムF2)で袖瓦が「かぶせ」仕様の工事
「外壁」と「瓦」が、見事にマッチしています。「瓦」は、どのような風景にも合いますね!瓦屋根の施工は災害に強い施工方法を、業界団体で「ガイドライン工法」として推奨し「安全」「安心」な瓦葺き屋根を実現しています。
新築の案件を「F型」あるいは「平板瓦(へいばんかわら)」と呼んでいる瓦で施工し、左右の端部(袖部)を「かぶせ」と呼んでいる仕様で施工しました。使用した瓦は、富山県小矢部市で瓦を製造販売しておられる「みのわ瓦販売」さんより納入して頂いた「新東(株)製・セラムF2・銀麟」という商品です。「実績P」「実績S」「実績㉓」と共通の事項が多いので、併せて参照して頂くと分かり易いです。
屋根は各部位によって受ける外力が異なります。写真の「平葺き」部分は「風圧力」が一番大きな外力です。瓦の内部の「かみ合わせ部分」が「風圧力」に「アンダーラップ」と呼んでいる、水を受け流す溝が、大雨に対応しています。
「F型」の「棟部分」は、冠瓦のみで施工する「強力棟工法」です。「棟部」では「地震力」が一番大きな外力で、対応として「棟部」の内部には、人工樹脂でできた「芯木」が施工してあり「芯木」に「冠瓦」を専用のビスで緊結します。腐食の恐れも少なく、地震はもちろん強風にも安心です。
端部は「平葺き」部位に比べ「風圧力」がさらに大きくなるので、対応として「瓦ビス」を採用しています。
写真のように、端部の瓦(袖瓦)を、桟瓦にかぶせるように施工する仕様を、弊社では「かぶせ」 と呼んでいます。同じ仕様を実績「SS様邸」で「一体袖」という仕様を実績「PT様邸」「㉓K様邸」で、紹介させて頂いています。