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㉓F型(鶴弥・スマート)で「廻り隅」仕様工事

名前の通り、スマートでシャープな仕上がりです。

(株)鶴弥さんの商品で「スマート」色は「アンティークブラウン」という仕様を採用し、隅棟部で「廻り隅・まわりすみ」袖瓦部(屋根の左右の端部)で「一体袖・いったいそで」という仕様で施工しました。このような形状の瓦を「F型」あるいは「平板瓦」と呼んでいます。詳しい製品情報は、HP下部の鶴弥さんのバナーをタップして下さい。実績「L」「P」「R」「S」と共通の内容が多いので、併せて参照して頂くと分かり易いかと思います。

「下葺き材」を張った後、瓦を留め付ける「桟木」を取り付けます。「桟木」の下には「たてさん」を施工し、下地との隙間で、雨水が侵入した際にも軒先へ雨水を流します。「桟木」のジョイント部分や節と呼ばれる、強度が弱い部分には、添え木で補強をします。

「一体袖」では、屋根の左右の端部で「シーラー」と呼んでいるスポンジ状の部材で、瓦と下地の隙間を塞ぎ,鳥獣などの侵入に備えます

軒先から順に交互に瓦を葺いていきます。瓦の隙間から入り込む雨水は、瓦の左側に見える「アンダーラップ」と呼ばれる雨水の通り道を通って、軒先へ排出されます。瓦の重なり部分には、フックがあり、暴風に備えます。

写真のような屋根の形状を「入母屋」。屋根と外壁の接続部分を「葺き止め」と呼んでいます。外壁に取り付けてある板金部材を「捨て水切り」と呼んでいて「下葺き材」は「捨て水切り」より高く施工する事が大事です。

「入母屋屋根」では、最奥部分が「小動物の侵入経路」や「雨漏りの原因」になりやすく「シール」などを使用しながら施工します。完成後のメンテナンスは困難なので、妥協しません。「瓦工事の前の大工工事で、下地材を取り外しやすくしておく」ことが作業の効率化につながります。

一体袖です。「F型」では「桟瓦」を交互に葺くため「袖瓦」の横には1列毎に、幅が半分の「半瓦・はんかわら」が施工されます。余談ですが、写真には、泥で付いた足跡があり、最後に拭き掃除をします。「2022年11月5日付ブログ・葺くと拭く」でも触れていますので、参照して下さい。

写真の部位を「隅棟・すみむね」と呼んでいます。今回は「廻り隅・まわりすみ」という仕様で施工しました。「廻り隅」は、周囲の瓦と一体となった施工で、スマートな仕上がりが特徴です。

「葺き止め」部分は「シーラー」を張り付けて「棟土」で塞ぎます。「捨て水切り」が、防水に加え下地と棟土が直接触れるのを防ぎ、腐食を防止する役目も果たしています。「葺き止め」部分の施工方法は、各業者さん工夫を凝らしています。最後に、屋根の頂点に当たる「大棟」を施工して完成です。「大棟」の施工については「実績SS様邸」で、詳しく説明していますので、参照して下さい。

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