㉘ 足場設置作業
僕達は「足場工事」を、生業としているわけではないので「請負」で足場を施工する事はありませんが、小規模な現場では「自分たちの為に」足場を施工する事があります。通常は「プロの業者」さんにお任せしている作業です。
僕達が使用させて頂いている(借りています)足場は「二側足場・にそくあしば」と呼んでいるタイプです。Πのような形をした「枠」を「ジャッキ」に差し込み、高さを調節します。1段目を水平にしないと2段目からの作業が困難になるので、慎重に作業します。「作業床」は、軒先から○○p下がりといった仕上がりなので「情報の確認と共有」が大切です。「枠」に「筋交い・すじかい」や「ブレス」と呼んでいる「×」の形の構造材をはめ込みます。
「枠」を水平に設置し終えたら「安地・あんち」と呼んでいる「踏板」をはめ込みます。
昇降用の「階段」を設置します。
危険な軒先での「瓦工事」や「樋工事」も「安全」かつ「効率的」に進める事ができ、コスト的にも助かりますね!
足場は「資材を屋根に上げる」「瓦を投棄する」等、作業に不可欠な動線のための、立地条件が悪い案件でも効果を発揮します。
屋根と道までに、庭などの障害物がある場合は、足場を設置する事により、移動が楽になり、作業効率がぐんと上がります。
瓦工事の場合、動線は、大変重要な部分です。これで「瓦を投棄」したり「新しい瓦を上げる」と言った作業も効率的にできますね!
軒の下の屋根など、狭い部位での作業にも足場が必須です。職人が100%の技を発揮できるようにしっかりサポートできる現場作りが良い仕上がりへの第一歩です!