CN様邸 住宅の瓦葺き替え工事(53A)
住宅密集地で、隣家ともつながっている屋根の葺き替え工事を施工させて頂きました。前面道路も狭い上に、通行量も激しく、いつも以上に緊張した作業になりました。
一番気を使うのは、隣家との接続面(取り合いです)写真のような部位を、「登り取り合い」と呼んでいます。
写真のような部分を、葺き止めと呼んでいます。費用対効果の関係で、お隣さんの家の外壁も新調になりました。写真では、瓦葺き部分が、施主様の屋根で、外壁は隣家の外壁になります。今回、谷部の交換が目的でしたが、同時に、葺き止め部の再施工もしたので、こんなにきれいになりました。既存の外壁を再使用する場合もあります。どちらを採用するかは、ケースバイケースです。
棟部における、隣家との取り合いです。 隣家の屋根にも登るので、事前の挨拶と説明が欠かせません。
反対側の、隣家との取り合いです。手前が施主様の屋根、奥側が、隣家の屋根です。
足場の有効活用のために、雨樋も新調しました。樋の色は、新茶と呼んでいる色です。
町屋での作業で、隣の家との兼ね合いをどうするかなど、職人としてとてもワクワクするような案件となりました。足場の有効活用もでき、とても満足できる仕上がりになりました。