お寺 西面 下がり丸

2024年2月9日

前回は「下がり丸」の下地を含む周囲の瓦を葺く所まで進捗しました。「下がり丸」の本体工事を6月21日より着工しました。

全てにおいて「悔いのない作業」を心がけます!

予め「下がり丸」の高さを調整するための「パッキン」となる「瓦桟木」に「防腐剤」を塗っておきます

瓦の目印はチョークの粉です

「下がり丸」の下地に高さ調整の為の「防腐剤を施工した桟木」を取り付け、同時に「袖瓦」のビス止めも施工していきます。

「下がり丸」の端部が屋根の途中の場合は「半月」という瓦を使用します

いよいよ「冠瓦」の施工です。軒先の「丸端・まるはな」と呼んでいる瓦から順に「仮並べ」して一度、冠瓦のラインを確認してみます。

「シーラー」は屋根の色々な所で使用されています

状態を確認した後、下地の両側に「シーラー」と呼んでいる防水用のシールを施工してから「冠瓦」をビス止めしていきます。

「屋根上」の昇降用の梯子を「ぬきはしご」と呼んでいます

左右2カ所ずつ合計4ヵ所で同じ工事を施工します。

雨樋工事も完工しています

屋根の「角」の方では美しい、瓦を切り合わせる作業の「合端・あいば」が施工されています。

「下がり丸」をもって「西側」の瓦の施工は完工です。次回からは「東側」の作業が本格化します!