お寺 西面 瓦上げ
晴天に恵まれた6月17日に瓦上げ作業をしました。
遠くからでも、瓦工事をしているんだなって一目瞭然ですね
「瓦上げ」には、レッカーと写真のような「ハンガー」を使用します。瓦は「パレット」と呼んでいる台に乗って搬入され「ハンガー」を差し込んで吊り上げます。
パレットが空中にある際に、荷崩れを起こさないよう、瓦はできるだけパレット単位で発注します。併せて、荷造りの効率化にもつながりますね!ですので、現場で余っている瓦があっても計算間違いではありません!
屋根の上は、急勾配なので、できるだけ移動をせずに済むように手渡しで、並べていきます。
瓦は、屋根上で、荷崩れを起こさないように「桟木」にしっかりと引っ掛けます。
瓦の重量は、1パレット当たり1.3トンあるので、奥までは届かず、手前で少し軽くし、移動しながら配っていきます。無線では、ワイヤーを巻き上げる「ゴヘーイ」下げる「スラー」ブームの起伏→奥行き調整を「起こして・倒して」「伸縮」を「伸ばして・縮めて」左右の旋回を「オペレーター目線で左右」と伝達してハンガーを任意の位置へ下ろします。
屋根上では、瓦が荷崩れしないように後ろから支える役目の方がいます。
6人で作業をして2時間半程度で、約70坪分の瓦を上げ終える事ができました。昔の人は、これを手作業でしていたと思うと只々すごい!としか、言えないですね。
反対側では、大工さんが先行して、工事を進めています。工期のロスが出ないように、段取り良く作業を進める事が大切です。
みんなで、瓦を葺けば1日で、ここまで葺き上がる事ができました。瓦を葺き終えた部位は、雨始末の必要がないので、梅雨時期の今は、ありがたい進捗状況です。
今日は、6人で瓦を葺きました。手早く葺き上がるのも、事前の「計画」と的確な「割り付け」があってこそです。現場では、段取り8割と言いますが、正にその通りだと思います。
次回からは「下がり丸」の施工が始まります!