技能グランプリ2023群馬大会①

2023年3月7日

令和5年3月4日(土)5日(日)にかけて、昨年は富山県で開催され2022年3月23日付ブログ「グランプリ」でも紹介した「技能グランプリ」が今年は、群馬県高崎市のGメッセ群馬にて、開催され、県内の諸先輩方に同行させて頂いて見学旅行に行ってきました。

今回は、その様子を紹介したいと思います。

昨年より太ってしまいました…

9都府県10名の選手で争われ、事前に発表された課題に対して、出来栄えを競います。

年月が経つと黒く変色していくので「黒瓦」とも呼ばれます

使用する瓦は「栄四郎瓦」というメーカーさんの釉薬を使わないタイプの「いぶし」という仕様です。僕の名前が「栄太郎」なので、親近感がわきます(笑)

写真の一文字瓦は釉薬を使用したタイプです

軒先瓦は「一文字」という仕様で、普段現場で瓦の加工に使用する「グラインダー」は使用できず「鏨・たがね」と呼んでいる「のみ」のような道具を使用して瓦を加工(合端・あいば)していきます。

選手は地元の期待を一身に受けて参加しています

選手は、競技時間中は決められた範囲内から出る事が許されず、外部からのアドバイスも禁止なので、孤独な作業です。横断幕が選手を後押しします。

1日目の競技は10時45分開始です!

屋根の寸法や課題は事前に発表されています

屋根に瓦桟木を取り付けます。今回の課題は、軒先部分に板金屋根を見立てた「奴葺き・やっこふき」部分と軒先方向へ伸びた「すがる屋根」が混在した仕様です。瓦の納まりを左右し後工程に大きく響く工程なので、事前の対策が本番でどの様に生かされたか興味深いです。

支給された瓦の「ねじれ」を確認して葺く順番を決めます

「一文字軒先瓦」や左右の端部で使用する「袖瓦」の「寸法」「ねじれ」の調整のために、柱状の「合端台」に瓦を並べ、確認しながら合端作業を進めます。

昨年のある選手は指が「けいれん」を起こしてしまったそうです

合端作業は、瓦の「欠け」「割れ」のリスクがあり、集中力を要します。始まって1時間程度ですが、既に選手から汗が噴き出しています。「奴葺き」部分は「瓦のたれ」が接地するので、写真では「接地面」も合端しておられますね!

角もあって合理的な形状です

合端の仕上げは、写真のような「と石」を使用して削って仕上げます。

合端が終わった瓦から取り付けていきます。選手によって、作業の進み方に差が出てきました。スピードを競っているわけではないですが、余裕を持った時間割も必要ですね。1日目の競技は15時45分までなので、多くの選手は、このあたりで作業は終わりです。

昼食は、地元ではカップ麺でしか見れないお店で…(笑)おいしかったですが僕は辛いのが苦手なので、少し辛すぎたかも(笑)

夜は交流を深めるために夜更かし(笑)有意義な夜でした。こうして一日目は終わりました!