仲間と味方

2023年3月22日

今日は、年に一度、瓦屋さんが一堂に集まり、現場における安全について、勉強し、安全作業への決意を新たにする「安全大会」でした。

そこで、今回は、瓦の業界団体についてお話したいと思います。

毎年決意を新たにしています!

商売をしていれば、「商売敵」の存在があります。裏を返せば、組織を通じて、業界が盛り上がるよう、共に楽しく活動している「仲間」でもあります。そして「屋根材は瓦が一番」という事をPRして、競合する他の「屋根材」と共に戦う「味方」でもあります。

今年から副組合長に就任しました!

上の写真は「富山県砺波地方の瓦の関係者の親睦団体」である「砺波瓦工事業組合」の総会での一コマ。僕が、庶務会計を務めさせて頂いた縁で、感謝状を頂きました。これから紹介する各団体の中で、一番歴史のある団体で、経営者や従業員の皆さんなど、個人単位で現在33名が加入しています。

こちらは瓦業界の全国組織「全日本瓦工事業連盟」略して「全瓦連」の富山県支部「富山県瓦工事業協同組合」の、僕達が住んでいる砺波地区の支部組織である「砺波瓦販売協議会」の旗です。「砺波瓦工事業組合」とは、別組織で、一方だけ加入しておられる事業者もおられ、こちらは、会社単位での加入となり、メンバーは経営者です。富山県で98社、砺波支部(砺波瓦販売協議会)で19社が加盟しています。

このマークを見たら安心して下さい

「全瓦連」は、全国44支部、2290社が加入しています。「技術の向上」「瓦のPR」「啓蒙活動」等、業界の発展と地位の向上に努めており「かわらぶき」における、公的な資格の「かわらぶき技能士」「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」の取得は「全瓦連加入業者」のみに認められた資格です。加入業者は自社の発展のみならず、業界の発展にも寄与している会社の証ですね!

お陰様で、僕はいつまでも痩せないと思います(笑)

会合が終われば、楽しい慰安会が待っています。仕事の悩みも気軽に話せる「仲間」です。

組織内の若手経営者には「青年部」もあり、同時に加入する事になります。「青年部」や「各支部」単位での行事も多く、楽しく活動しています。

南砺市福光地域の「ねつおくり」というお祭りでした

こちらは「富山県瓦工事業協同組合」の「青年部・砺波支部」で、お祭りで瓦のPRブースを運営した時の一コマ

希望者に、模擬屋根で、瓦葺き体験をしてもらいました。みんなで協力して作り上げる過程は、学生の頃の学園祭みたいです(笑)

楽しみながら業界の発展に寄与できるって最高です

こちらは高校生に「瓦の安全性」や「屋根材としての性能」を知って頂くために「出前講座」へ出かけました。生徒さんから「瓦職人」や「お客さん」が出ているかも!?

僕が楽しい思い出を体験させて頂けるのも、組織を始めとする「仲間」があってこそ。瓦以外の「屋根材」も普及している中「屋根材は瓦が一番」という事をPRするための「味方」です。

小松製瓦さん、長い間、ありがとうございました!

今年の初めには、悲しいニュースも…

弊社のHPでも、度々取り上げている「小松製瓦」さんが、令和5年3月末をもって、廃業される事になりました。「小松製瓦」さんの製品は、写真のように、瓦の裏にも釉薬を施釉する事で有名で、質感が柔らかく、根強い人気があったのですが、事情により惜しまれつつ廃業されることになり、業界内でもショックが広がっています。

工事に使用される「副資材」を初め、関連業者さんも含めたみんなが「仲間・味方」だと僕は思っているので、メンバーが減るのはとても悲しい事です。

残されたメンバーと共に、お客様に「屋根材は瓦が一番」という事を知って頂き、業界の将来の為にも一丸となって頑張っていきたいです!