瓦の重さ

2023年11月22日

今日は、現場を従業員にお任せし、事務所で見積もり。正確な積算の為に、現場までの移動距離や、資材の重さなど計算しています。現場調査の時でも、往復にかかる時間や距離まで調べ上げます!

住宅について考える時に、屋根材の重さは、耐震などを考えると、みなさんもとても気になるのではないでしょうか?

仕事の休憩時間に、自宅の屋根はどれくらいの重さなのか、ざっくりと計算してみました。

端部の瓦は、右端が3.6Kg、左端が3.2Kg、軒先が3.5Kg 真ん中は、平瓦(桟瓦)が、2.65Kg 雪止め瓦が3.4Kg、棟部はのし瓦が2.3Kg,冠瓦が2.45Kgなどなど…

ざっくり計算して、上屋根で合計6.420Kgでした。㎡当たり約46Kgです。(棟土や副資材を除く)

少し難しい表ですが、工法や瓦の種類別に屋根材の重さをまとめた表です。

「湿式」とは「棟土」を使用する工法「乾式」とは使用しない工法です。

瓦は、パレットという台に載せられてくるので、桟瓦で大体1パレット1250Kgですね。(パレット本体の重さも含む)興味のある人は、自分の家の瓦も数えてみたら面白いかもです。

みなさんも、屋根材の重さはとても気になるとは思いますが、屋根雪が15cm~20cm積もる重さと瓦の重さは、ほぼ等しいと聞いています。

構造は屋根材の重量を考慮して建てられるので、瓦が持つメリットを考えると「屋根材は瓦が一番!」と胸を張って言えるのではないでしょうか!?

仕事をしていると、特にこの季節は重みが身体に応えます(笑)でも、これから、皆さんの家を守って行く大切な屋根なので、一切手を抜かないでお客さんの想いに応えます(笑)

ちなみに、この写真は、瓦を屋根に上げるウインチです。この積み下ろしは、みんなが嫌がる作業で、重さは、約37キロあります。気を付けて運ばないと、ケガするかも…

瓦屋さんは「暑さ」「寒さ」そして「重さ」現場は、過酷ですが、疲れたという事は、それだけ仕事をさせて頂いた証。これからもみんなで楽しく仕事に励んでいきたいと思います。