「強力棟工法」は、内部にある「芯木」に「冠瓦」を「ビス」で取り付ける工法ですが「芯木」の劣化により、強風等で欠落する恐れがあります。

既存の「芯木」です。「冠瓦」を取り付ける「芯木」がしっかりしていないと「緊結の効果がありません」。割れていない既存の「冠瓦」はそのまま使用できます。

後工程で「ハイロール」という「シール」を張り付けるので、晴天を選んで「棟」を解体し、瓦の表面の埃をしっかり取り除きます。

棟部の三角形の瓦を「勝手瓦」と呼び、ズレを直しながら適切な勾配を調整したり、隙間が大きい時は切り直します。「芯木」の取り付け金具の確認や交換と併せ「棟の下の瓦締め直し作業」と、表現しています。「金具」も、素材によって、劣化が大きく違うので妥協しません。

芯木を腐食しにくい「人工樹脂製の製品」に交換し「ハイロール」という「シール」を張り付け、防水を確保してから「冠瓦」を「瓦ビス」で緊結します。「ハイロール」は、瓦の交換が難しいくらいの粘着力で雨水の侵入を防ぎます。商品については「馬場商店」さんのHPで、ご覧ください。（弊社HP下部　アイコンをタップ）

見た目には、何をしたのか分からりづらい作業ですが、内部はしっかりと施工させて頂き、安心して頂ける作業になりました。