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SF型(セラムF2)で袖瓦が「かぶせ」仕様の工事(その2)

写真のような瓦を「F型」あるいは「平板瓦」と呼んでいます。住宅の多様化に合わせて、多くの種類の瓦が販売されています。

今回採用した製品は「製造元・新東」「商品名・セラムF2」「色・メタリック」「販売元・みのわ窯業」さんです。左右の端部の瓦である「袖瓦・そでかわら」は「かぶせ」という仕様でした。これらの瓦は「平板瓦」あるいは「F型」と呼ばれ「Fは、フラットの頭文字」です。「瓦」は製品毎によって「メーカーが保証する勾配と流れ寸法が設定」されていて、採用の際には、今一度、確認をお勧めします。商品については、弊社HP下部の「新東」さんの、バナーをクリックして下さい。
実績「L」「P」「㉓」の内容と共通する事項が多いので、参照して頂くと分かり易いかと思います。

「たてさん」で「瓦桟」と「下地」との隙間を設け、侵入した雨水を軒先へ流します。「たてさん」は釘を打ち込む「垂木」の目印でもあるので、施工には正確さが求められます。「瓦桟」は瓦を緊結する重要な部位なので、弱い部分である「ジョイント部」や「節」には補強材を施工します。瓦下地の仕様は、瓦の種類や工事の内容に関わらず共通です。

「F型」では、写真のように交互に瓦が葺いてあり、瓦の隙間から侵入した雨水は、瓦の左側の「アンダーラップ」と呼んでいる「雨水の通り道」を通って軒先へ流れ、瓦の上部には「暴風対策のフック」も見えます。製品の性能をしっかり発揮できる正しい施工が大切です。

「軒先瓦」では「7釘」と呼んでいる、フック状の釘で補強します。「和形・日本瓦」における「瓦ビス止め」の部分に該当します。

左右の端部を「袖部」と呼んでおり「水切り金具」を取り付けます。「金具」は、端部における「アンダーラップ」に該当し、軒先部分で「端小舞」と呼んでいる部材を切り込んで「雨水を雨樋へ流す」ようにして取り付けます。屋根の左右の端部(妻部)に、角材が取り付けてあります。後述する「袖瓦」を取り付ける下地ですが、角材に雨が伝うのを防ぐために「瓦と金具は離す」事が必要です。後工程で「破風板」に「外壁材」を差し込むための隙間を設ける為「6mm外側」にせり出して取り付けます。

「袖部」に施工する瓦を「袖瓦」と呼んでいます。「かぶせ」と呼んでいる仕様で、前述の「水切り金具」に加えて「袖瓦」で「シーラー」と呼んでいるスポンジ状の部材を挟み込む事で、防水を確保しています。「シーラー」は、壁際などの防水にも使用します。壁際の防水については「実績㉓」で触れています。

瓦の種類に関わらず「棟部」には「棟換気」と呼んでいる、ストローを積み重ねたような部材を取り付けて「小屋裏」との換気を確保します。「下地との間に自然な空間が確保できる瓦の長所」が生きる部分です。施工中でも、換気部分から風が吹き出ていて、空気の循環を体験できます。暑い時期は熱風です((笑))

「棟部」に「冠瓦」を緊結する「人工樹脂製の芯木(オレンジ)」を「金具(黄)」に取り付け「ジョイント金具(緑)」で緊結します。「シール(赤)」を張り付けて防水を確保します。「芯木」が腐食すると、欠落の原因になるので、部材から施工方法まで妥協を許しません!こだわりの理由を「実績R」でお確かめ下さい。

「冠瓦」を「瓦ビス」で緊結して完成となります。写真のような冠瓦を「三角冠」と呼んでいて「F型」で良く採用されています。製品だけでなく施工の部分でも、妥協を許さない施工で、お客様に安心して頂けるよう全力で取り組んでいます!

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