今日の現場は、地面が泥だったので、瓦の上は、靴に付いた泥で足跡だらけ…
最後に「拭く」作業がありました。従業員の方には、肌寒い日だったのに汗だくで作業して頂き本当に感謝です。
今日の話題は瓦を「拭く」と「葺く」です。上の写真は「瓦拭き」作業ですね。
「拭」という漢字は、手を布で動かしているという意味で成り立っていて、手へんは手を、式は、織という漢字の同音異語です。織が式に変化したと考えられているそうです。
写真の作業はまさしく漢字の成り立ちを表している光景でした。
こちらは「瓦を葺く」ですね。漢字に成り立ちは、屋根が草葺きだったころ、大きな声で呼ぶ声を耳で聞いて作業を始めた所から、草+口+耳で、「葺く」になりました。
今日二つの風景を見て、思った事を書いてみました。
今日は、2つの「ふく」を見ました。「福」にもつながるので、頑張っていきたいと思います(笑)
後、全く関係ありませんが「瓦」の語源は古代インドで使用され、仏教の言葉としても使われている(梵語)で「覆う物」という意味の「カパーラ」という事がが由来との説が伝えられています。
西暦588年に日本に「カパーラ」職人が「百済(朝鮮)」から渡来して以来1430年余りの伝統をこれからもつないで行きます!