知床半島での遊覧船の沈没事故について、連日ニュースが流れ、胸が痛みます。
僕たちの仕事は、高所作業という事で、常に危険と隣り合わせです。
僕には、会社の宝である従業員を、安全に家族の元へ戻し「瓦葺き」という職業を、魅力的で誇りを持てるようにする責任があります。
言うまでもなく「瓦工事」は高所作業なので「作業床」の設置が不可欠です。
4月27日は「朝の内、雨が残るが曇り」という予報で、従業員の方には修理をお願いしたのですが、予報は大外れで、10時頃から後は大降りの雨…
屋根に登る事はできませんでした。
残念ですが、修理のような案件ではキッチリとした足場を組むことは、予算的に無理です。
緊急に備えるために、小さな修理でも複数人で向かう配慮も必要ですね。
修理をお願いした日は特に心配していました。
工事を中止した現場の判断に、僕はとても感謝しました。
私達は「作業床」の他にも「屋根上足場」と呼ぶ「瓦桟」に金具を引っ掛けて「屋根の上」にも足場をします。
「屋根上足場」は主に「職人さんの足場」と「材料の仮置きスペース」として活用されます。
スペースが無い場合は「軒先の足場」が「仮置きスペース」になります。
「屋根上足場」は、私達の作業が完工後も、他の業者さんが活用されています!
「雪止め瓦が未施工」あるいは「黒い瓦」等は滑りやすく危険です。
法令では、2m以上の高さで足場の設置が義務付けられています。
僕たちの業種では、ほぼ100%ですね。
「安全」「効率的」「良い仕上がり」には「足場」が欠かせません。
物理的に足場がないと作業できない部位もあります。
着工前の現場確認で、注意するべき箇所を洗い出します。
「最奥部」まで丁寧に仕上がりました。
軒先部での昇降時に転倒が起こりやすいので、設置方法にも工夫が必要ですね!
立地条件によって、屋根に直接、梯子を掛ける事ができないといった理由で、足場による動線の確保が必要な場合があります。
トラックの横付けができなかった案件での施工例です。
屋根面の移動には「ぬきはしご」と呼んでいる道具を使用する事があります。
金具を支える「瓦桟」の状態をしっかり確認します。
葺き替え工事などの際には、どうしても、周囲に埃や細かい廃材が飛散します。
トラブルの予防のためには、防塵ネットも必要です。
現場は「会社の顔」です。率先して見本となって、見ている人も安心できる現場作りが大切ですね!
直接工事にかかる経費ではありませんが、事故やトラブルを未然に防ぎ、細部まで丁寧な施工を効率よく安全にできるので、コスト的にも見合っています。
地元の建築組合による「安全パトロール」での一コマです。
法令で定められ、各メーカーさんや業界団体もパトロールなどを実施するなど、一丸となって、みんなが笑顔で帰宅できるよう取り組んでいます。
足場などのハード面を紹介させて頂きましたが、弊社では、損害を与えてしまった時の「第三者賠償責任保険」従業員の為の「労災保険」退職後の「退職金・雇用保険」等、様々な意味での「安全対策」に努めています。
僕も、経営者としての自覚を持って、頑張っていかなければと、今回のニュースを見て改めて思いました。
皆様のご協力と、理解をお願いします!