「おそうじ」と「点検」

2024年5月7日

今日のお仕事は「点検」を兼ねた「清掃」です!

雨漏りの原因は、瓦の「割れ」「ズレ」といった分かり易い問題もありますが、丁寧に考察しないといけない部分も多くあります。

今回は、その中で、よくある事例について紹介したいと思います。

僕たちの住んでいる地域では、家の周りに「屋敷林」と呼んでいる「防風林」を植えている家が多く、自宅以外からも枝葉が飛んでくる場合があります。

「谷部」で使用されている板金部材を「谷板」と呼んでいます

「谷部」と呼んでいる部位に「詰まり」があると、周囲に雨水が溢れ出して雨漏りの原因となる場合があるので、定期的に点検を兼ねた清掃をお勧めしています。

「谷板」はすぐに乾燥するように清潔にしておきたいですね!

部材の劣化が進むと、使用されている板金部材に孔が空いたり、三角形に加工された瓦の緊結が不十分になったりします。

問題がある場合は、交換をお客様に相談します。

詳しくは、このHPの 実績⑤「谷部板金交換工事(合端・差し込み)実績㉒「谷部板金交換工事(八谷)」で、紹介しています。

「屋根の清掃」は「雨樋」と併せて、屋根の雨水を適切に地面へ流すための一連のメンテナンス作業です。

写真の部位を「棟」と呼んでいます。

「棟」の内部も確認します。

下葺き材があるので、雨水の侵入に気付かない場合も多くあります

この案件では、棟の内部(棟土)がぐっしょりと濡れていました。

主に「棟土」が「雨水」と触れる事により、内部に雨水を吸い上げる「毛細管現象」もよるものが多いです。

これは、点検の一例ですが、皆さん想像していた内容とは少し違った目線ではないでしょうか!?

余談ですが、いつも、お世話になっているお客様から、お声掛けを頂き、カビが生えてきた外壁に、写真の様な薬剤を散布する作業をさせて頂きました。

と言っても、仕事としては初めて。高所で作業する以外は、皆さんと変わらないと思います。

説明文によると、結果が出るまで数日かかるとの事。又、経過をお聞きしたいです。今日は、合わせて、樋の清掃もさせて頂きました。

外壁については、弊社の取扱い業務が1つ増えました(笑)