先日は、下葺き材まで張り終わりました。
今日のお仕事は、谷部に、下葺き材を入れる作業から。この部分も重ねて張る部分ですね。左側は、既存の屋根です。既存の下葺き材の下に、新しい下葺き材を差し込んでいきます。
同時に、壁と屋根の接続面に、「捨て水切り」と呼んでいる、板金部材を取り付けていきます。サッシの下などは、壁に当たる雨水が侵入するかもしれないので、下葺き材も含めて、特に慎重に作業します。雨漏りの原因は、瓦葺き部分だけではない可能性もあるので、手は抜きません!
雨の事もあるので、先に、既存屋根部分を仕上げます。棟部分も一部解体復旧したので、きれいになりました。
今回の案件では、施工しませんが、もし将来的に、既存部分を葺き替える計画があった場合、谷部の作業は今回済ませてあるので、とても経済的です。
瓦桟の下に隙間を作る、テープを張って、瓦桟を取り付けました。前回紹介した、下地材(ベニヤ)が重なって、高くなっている部分は、3mm程薄い瓦桟を使用して、高さを揃えます。瓦桟の下に、合板が張ってある部分は、逆に低くなっていたので調整した部分です。
瓦の大きさに合わせて、墨付けをしたら瓦を配っていきます。距離が長くて、少しだけ大変でした。今日の仕事はここまで…。作業の方法は、各会社によってまちまちですが、弊社では、基本的なルールはあっても、作業の進め方や方法は職人さんによってもアレンジいろいろです。職人さんには、自由な発想で、思いっきり屋根というキャンパスで作品を作ってもらいたいと思っています。